ロイター通信の報道では、群衆からヴチッチ首相に向けて多数の石や様々なものが投げつけられた他、ブーイングがなされた。
ロイター通信は「ヴチッチ首相が残りの人々と共に、会場から去ったのかどうかはっきりしないが、墓地の上の丘に止っている車の方へ向かうセルビア代表団の姿が確認された」と報じている。
Russia Todayのジャーナリストは、ツイッターに非公式の情報を書き込んだが、それによればヴチィチ首相にはケガはなかった模様だ。
ロシアのマスコミは「その前にヴチッチ首相は、メモリアル・ブックに署名するため残っており、犠牲者の親族と会った」と伝えた。
追悼式典には、米国のクリントン元大統領やトルコのダウトオール首相などおよそ2万人が参列した。
セルビア当局は、セルビア人がボスニアのムスレム人8千人を殺害した事を非難しているが、1995年、安全地帯と宣言されたスレブレニッツァで起きた出来事を「大虐殺」と認めるのを拒否している。当時、スレブレニッツァにはオランダの平和維持軍部隊が駐留していたが、虐殺を阻止できなかった。