ドイツの新聞「Bild」が、米特務機関によるシュレーダー前首相に対する監視及び彼を通じてのプーチン大統領に関する情報の入手について報道した事について、リア-ノーヴォスチ通信がコメントを求めた際、ぺスコフ報道官は「その事は大分以前から、知られている」と答えた。
先に新聞「Bild」は次のように報じたー
「米国の複数の諜報機関は、シュレーダー氏が首相の座を離れた後も、彼のコンタクトを監視していた。氏に対するワシントンの関心は、首相ポストを離れた後、氏がロシアのエネルギー産業と関係のある領域での政策に携わっている事からくるものだ。シュレーダー氏は、首相をやめた後、ロシア産ガスの大部分を欧州に送る『ノースストリーム』プロジェクトの株主委員会の長を務めている。このプロジェクトの最大の株主の一つは、ロシアのガスプロム社だ。」
なお米国の特務機関は、シュレーダー前首相以外にも、元CIA職員のスノーデン氏の暴露により明らかになったように、メルケル現首相やフランスのサルコジ前大統領の電話での会話を盗聴していた。