木曜明らかになったところでは、ウクライナのポロシェンコ大統領は、ドンバスの特別な地位について規定した地方分権に関する修正憲法案を、議会に提出した。
「サモポーマシ」会派のオレグ・ベレジューク代表は木曜、記者らに次のように述べた。「現在のような形態における憲法修正について議決を行うことは検討していない。我が会派は審議に対してさえ反対票を投じる。法律は外交交渉の対象になってはいけない」。
ドネツクおよびルガンスク両人民共和国の代表らも同様に、新たな修正に反対の立場を示している。
ルガンスク人民共和国のコンタクト・グループ特使ウラジスラフ・デイネゴ氏は次のように述べている。
「ウクライナ憲法の新たな修正案はキエフとドンバスの間にある齟齬を解消しはしない。これら修正はミンスク和平プロセスに関係を有していない。これもまた、ウクライナによる複合措置の見せ掛けの実行であるに過ぎない。1日になされた修正案も15日に作成されたバージョンも、ドネツクおよびルガンスクの代表者らと話し合われていないからだ」。
同氏はまた、複合措置にはルガンスクおよびドネツク両人民共和国の代表らとの合意が必要であることが明記されているが、それはなされなかった、と語っている。新しいバージョンはドンバスとキエフの間にある齟齬を解消するものではない、と同氏。