ソコロフ交通相は、交渉でイラン側からはスーパージェットだけでなく、他の車両、機器にも関心が寄せられていると語っている。
イランが航空市場に投じる投資額は試算で最高200億ドル。ボーイングやエアバスといった巨大な航空機メーカーがイラン市場の参入にターゲットを絞っているのもうなづける。国内線用の航空機の平均寿命は27年。これに対し、ペルシャ湾岸国のエミレーツ航空の航空機寿命は平均で6.3年。イランがこれから航空機の刷新に急ピッチで取り組むことは間違いない。
これ以外に15日に明らかになったところでは、ユーラシア経済同盟の全加盟国もイランとの貿易経済関係拡大を狙い、その可能性の検討に乗り出す構えを示している。長年にわたるイランと国際仲介6者との交渉が結実した翌日にすでに、ユーラシア経済委員会からは、これに即した学術調査作業の注文が入っている。