ヤロシュ氏は、先に行ったアヴァコフ内務大臣退陣要求はなお有効であるが、「右派セクター」は「政権全体のリセット」を要求することも排除しない、とした。
「アヴァコフ罷免で問題が解決するわけではない。我々はそう理解している。私見では、ウクライナ大統領は本来いるべきところにはいない。最高司令官としてもそうだし、国を効果的に指導する人間としてもそうだ。私の見るところ、また私はこれを「右派セクター」の総会でも言うつもりであるが、もはや大統領退陣を検討するべきだ。今の議会を解散し、したがって、政府を退陣させることを検討するべきだ」。
金曜の会見でヤロシュ氏が述べた。なお、この会見は、「112.ウクライナ」テレビで生中継された。
「右派セクター」は非公式の右派過激主義団体である。2013年12月から2014年2月のキエフにおける抗議行動に参加したウクライナ民族主義過激派団体の活動家らを集めた組織だ。
2013年の12月1日に大統領府建物を警備していたウクライナ内務省特殊部隊および内務軍と衝突し、キエフの複数の行政機関の建物を占拠したことで、一躍有名になった。