三菱マテリアルは、前身の三菱鉱業株式会社に代わって「私たちの過去の悲劇的な出来事」について事実上、謝罪した。
これに関連して、米国にある「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の「寛容の博物館」で式典が開かれた。日本側からは、三菱マテリアルの木村光常務執行役員が出席した。元捕虜の代表を務めたのは、94歳のジェームズ・マーフィーさん。
面会のあと開かれた式典で、木村常務執行役員は「当時の労働環境は大変厳しいものがあり、戦争捕虜の方々には大変なご苦労を強いてしまいました。過去の不幸な出来事の道義的な責任を痛感しています」と述べた。NHKが伝えた。
複数の情報によると、第二次世界大戦時、日本政府は約1万2000人の米国の軍事捕虜に強制労働させ、そのうちのおよそ1100人が死亡した。