事件が起こったのは、ロガール州。ロガール州の大部分は、反政府武装勢力タリバンによって支配されている。しかし検問所が設置されていたバラキ・バラク地区は安全だと考えられていた。
生存者たちによると、攻撃を受けた時の視界は良好で、検問所にはアフガニスタンの国旗が掲げられていたという。米軍当局は、今のところコメントを控えている。
ロガール州では、以前にも米国のヘリコプターが同盟国を攻撃する事件が起こっている。2014年3月、検問所が空爆を受けてアフガニスタンの兵士5人が死亡、8人が負傷した。同じく2014年の12月にも米空軍のヘリコプターが誤って民間人の集団を攻撃し、5人が死亡、6人が負傷した。
米国の指導部にとっては、再び兵士たちに、アフガニスタンの市民とではなく、アフガンに潜んでいるテロリストとの戦闘が繰り広げられている、と説明するのがよいようだ。しかし、全ての兵士がこれを理解するわけではないだろう。