日本の石油・天然ガス開発企業「国際石油開発帝石株式会社(INPEX)」は、米国による対イラン制裁を受けて2010年にアザデガン油田の開発プロジェクトから撤退した。INPEXの同プロジェクトからの撤退は、2010年10月15日に発表された。
撤退の理由は公式には明らかにされなかったが、専門家たちは、油田開発への参加によってINPEXは必然的に米国の経済制裁の対象となったはずであり、米国の圧力の下で撤退が決められたに違いないとの確信を示している。
アザデガン油田は、世界3大油田の一つで、推定埋蔵量は350億-420億バレルとされている。