「言うまでもあるまい。ニコラ・サルコジはこの問題について、さらに大きな感激を示しさえした。彼自身が時期を見てクリミアにお邪魔することも極めて現実的な話だ」
ただし、代表団を率いたティエリ・マリアニ氏は、自分も同僚たちもフランスの公式な立場を尊重している、と述べている。「フランス政府の立場を共有せず、その上で尊重することは出来る」。Forbsが伝えた。
マリアニ氏は語る。フランス市民の考えは相当不均一である。ロシアを支持する声も多い。しかし、フランスメディアのプロパガンダというものを考慮から外してはならない。フランスメディアは東欧における事象をきわめて一方的に描いている。
マリアニ氏を筆頭とするフランス議会議員代表らは23日、クリミアを訪問した。フランス国内の同僚らも、一部外国も、これに非常に強く反対した。そんな中での何とも勇敢な行動であった。たとえばキエフ政権はこの訪問に激怒し、代表団のウクライナへの渡航を禁止すると公言した。またフランス外相は、クリミア訪問は国際法違反だ、と述べた。