軍事専門家達によれば、問題の潜水艦は、第一次世界大戦のさい沈没したロシアの潜水艦「ソム」との事だ。 潜水艦の特定は、いくつかの特徴により可能となった。まず第一に、ダイバー達が撮影した水中写真の一枚に、革命前のロシア帝国時代使われていた文字が見られた。そして第二に、この潜水艦に特徴的な砲塔があり「ソム」に外観がよく似ていた。第三に、発見された場所が、ロシアの潜水艦が沈んだとされる場所に近い、そうした事が決め手となった。
しかしスウェーデン軍司令部は、国防省の専門家達がまだ、はっきりこれが何か特定できていないとし、今のところ、ダイバー達の情報を確認していない。
スウェーデン国防省のアンダース・カリン報道官は、AFPに対し「我々の分析専門家達は、まだ自分達の結論を出していない。潜水会社が我々に送ってくれる発見された物体の画像をもっとたくさん見たいと思う」と述べた。
The Russian submarine found off Sweden is pre-1918. The letter 'ъ' (hard sign) was abolished in that year pic.twitter.com/YFj2I0jxeh
— Hans de Vreij (@hdevreij) 28 июля 2015
報道官によれば「専門家達の結論は、今後数日中に準備できるだろうが、今の段階で司令部は、推測でものを言うのを欲していない」。
ジャーナリストのステファン・フォゲボーン氏は「海底で正体不明の物体を発見した潜水会社Ocean X Teamのダイバーの1人は、その物体は潜水艦で、胴体には目に見える損傷が何もなく、完全に無傷に見え、すべてのハッチが閉まっていると報告した」と伝えている。