「もし米国が合同軍事演習のような敵対的行動を停止し、異なる道を選ぶなら、対話の可能性が開け、多くの問題が解決されるだろう」。外務省声明を朝鮮中央通信が伝えた。
米国の朝鮮半島核問題6者協議担当特別代表シドニー・セイラー氏が先日北京およびソウルを訪問し、平壌が参加を拒否したため、対話は凍結された、と述べた。これを背景にした、今回の外務省声明である。
北朝鮮外務省代表は、これら発言は「国際世論を惑わせるもの」であるとした。朝鮮半島問題の対話が停止された原因は米国の敵対性であり、北朝鮮にあてつけた軍事演習であるという。
31日、東京で、シドニー・セイラー氏も参加し、米国・日本・韓国の6者協議代表団の団長会合がある。協議は2003年から2009年まで、ロシア、中国、米国、日本、北朝鮮、韓国の外務省高官の参加の下で行われた。