遠征では、シルクロードのルートと関連した場所や、黒海海底にある古代ギリシャ・ローマの船などを含む、クリミア半島の名所の調査が行われる。プーチン大統領は8月末までにクリミアへ出発する。
遠征の主要課題の一つは、政治マップ、社会マップ、資源マップの作成となる。ロシア地理協会クリミア支部のボリス・ヴァフルシェフ支部長が、「イズヴェスチヤ」紙に伝えた。これらのマップは、ロシアの政治、社会、経済分野へのクリミアの統合を加速するために必要不可欠なものだという。遠征で得られた情報は、クリミア半島がかつてのリゾート地に返り咲くために使用される。
ロシア地理学協会は今年、設立170周年にあたっている。プーチン大統領は同協会の評議会の会合で、ロシア地理協会は若者への愛国教育や祖国発展のための環境づくりを目的とした社会活動に非常に大きく貢献していると述べた。