グルジアは2008年8月8日、ロケット砲「グラード」で南オセチアを砲撃した。グルジア軍は南オセチアを攻撃し、首都ツヒンバリの一部を破壊した。ロシアは南オセチアの住民たちを守るために部隊を派遣した。戦闘行為が始まってから5日後、グルジア軍は撤退した。その後、南オセチアの住民の多くは、ロシア国籍を取得した。
同じく1993年にグルジア政府の管轄権を認めなかったアプハジアも、2008年8月、コドリ渓谷上部からグルジア部隊を追い出した。
ロシアは2008年8月26日、南オセチアとアプハジアの主権を承認した。ロシア政府は、南オセチアとアプハジアの独立承認は、存在する現実を反映しており、再検討の必要はないとの声明を何度も表した。
メドヴェージェフ首相は8日、自身のフェイスブックのページに次のように書き込んだ。
「我が国はカフカスの平和を常に目指してきた。私たちは現在、アプハジアと南オセチアで安全かつ穏やかな生活を確立する手助けをしている。最近の出来事は、内紛の平和的な解決が国民と国を守る唯一の手段であることを再び我々に確信させている」。
メドヴェージェフ首相は、ツヒンバリでは数時間で数千人が殺害され、負傷したことに言及し、次のように指摘した。
「ロシアの平和維持部隊の隊員たちが死亡した。彼らは国連の委任により平和維持を任されていた。彼らの殺害は国際法の重大な違反であり、最も重い犯罪である。ロシアは厳しく対応したが、国内法および国際法の規範と原則の枠組みの中で適切なものだった。ロシアの行動の主な目的は、人々の死や人道的大惨事を防ぐことだった」。