フランコ氏いわく、ロシアの今の政策には軍事力と国の外交的野心の明確な相互関係が現れている。仮に今まで慣習となっているタイプの武器や戦術を改良することで首位を勝ち取ろうとするならば、そのソリューションは無人機器の刷新となりうる。
「ナショナル・インテレスト」誌は、ロシアはだいたい以前も自動制御のタイプの武器を導入するコンセプトを見据えてきたと指摘する。ここ数年、ロシアは軍事力の刷新の枠内でシステムのロボット化の開発に惜しみなく資金を投入してきた。こうして、T14「アルマータ」は世界初のオール自動戦車になりうるという情報が現れたのだ。
「ナショナル・インテレスト」誌は無人制御のポテンシャルの拡大には中国も乗り出したことを指摘している。フランコ氏は、自動制御システムや無人飛行機という手段をいたるところで拡大させることで、ロボット化された軍備の軍拡競争が引き起こされたり、ホーキング博士やカナダ人企業家のイーロン・マスク氏が警告するように、グローバルな意味で人工知能の軍事化が起きる危険性がある。