ロシア議会下院議員:広島・長崎原爆について法廷を開く必要あり

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ロシア議会下院議員でアフガニスタン退役軍人連盟代表フランツ・クリンツェヴィチ氏はロシア外務省に対し、広島・長崎原爆に関する国際法廷開設に向けてイニシアチブをとるよう請願した。

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被爆者、70年の時を刻んで
「ロシアアフガニスタン退役軍人連盟はロシア連邦外務省大臣としてのあなたにしかるべき機関を通じて米国を裁く国際法廷の開設を請願する。法廷は広島・長崎への原爆投下に客観的な法的評価を与えるものだ」とクリンツェヴィチ氏のラヴロフ外相宛て書簡にある。リア・ノーヴォスチが伝えた。

原爆投下に軍事的必要性は全くなかった、として、同氏は次のように記している。

「それは日本どころか反ヒトラー連合の同盟国たるソ連に対する恐喝だった。同時に、こう語る人はまだ少ないが、米国は強大な殺傷力をほこる新兵器を人間に使用して、その威力を確かめたのだ。よって評価が足りなかったとか誤りだったとか誤算だったとかとは絶対に言えないのだ。米国はこの恐るべき方策に意識的に出た。何が起こるかよく理解した上で」。

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米国、広島・長崎原爆という残虐行為で国際法廷に問われるか?
「米国高官が70年経って誰も悔いておらず、侘びてもいないことは驚くに足らない。奴らは日本人民に謝る気が無い。そして今後も、米国は常にすべてにおいて正しいのだと主張し続けるのだ」。

「我々アフガニスタン退役軍人は、日本への原爆投下は人類に対する最もおそろしい犯罪であると考え、それはそうとしかるべく評価されるべきだと考える」。

同氏によれば、国際刑事裁判所の根拠法であるローマ規定では、こうした犯罪はあらゆる市民に対する大規模または組織的な意識的攻撃の枠内で犯された行動として規定されている。「原爆投下はローマ規定に完全に合致している。こうした犯罪には時効がない。よって70年経った今も、この行動を人類に対する犯罪と規定するには遅くない。それはそうする必要がある。こうした行動を繰り返すことを誰も考えないように」と同氏。

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