諜報局は2012年、ある報告書を提出した。「サラフィー主義者、ムスリム同胞団、イラクのアルカイダ、これらがシリアで抗議を行っている主な力であ」り、これを「西側、ペルシャ湾諸国、トルコが」支援している、とし、「イラクのイスラム国はイラクおよびシリアの他のテロ組織と同盟を組んでイスラム国連盟を形成するかも知れない」との危惧が記されたものだ。
フリン氏は、米政権は諜報局の分析を「故意に無視した」と見ており、オバマ政権のシリア政策は「非常に矛盾している」と述べている。「米国の活動がシリア・イラクにおけるイスラム主義テロリズムを助長し、ペルシャ湾岸諸国およびトルコがイスラム主義者らを支援していたことを米政権は知っていた」と公的に認める発言をフリン氏のような軍高官がしたのは初めて。