事件が起きたのは現地時間で12日正午頃。ちょうどこのとき、日本大使館前では抗議運動が行なわれていた。炎は抗議運動の他の参加者によって消し止められ、男性は全身火傷で病院に搬送された。男性の容態については明らかにされていない。
当時、日本大使館前では慰安婦問題に抗議し、日本政府への謝罪を求める市民およそ2000人が集会を開いていた。
「朝鮮人慰安婦」とは日本帝国軍が第2次対戦中に設置していた売春制度。慰安婦問題への対応をめぐって日韓関係は先鋭化している。韓国は苦しみを味わった女性らの「名誉回復」のため、日本が追加的措置をとるよう要求しており、日本側は謝罪を行なっており、すでにこの問題は解決済みと解釈している。日本の戦時中の行為に対する謝罪問題は戦後70年を迎える今年、日本の敗戦記念日を目前に控え、特に先鋭化している。