カレニン三等書記官は、記者会見で次のように述べた-
「メドヴェージェフ首相や他のロシアの公人達のこの地域への訪問は、すでに以前にも行われている。そうした訪問が、日本政府や日本国民の側から、余り喜ばしくない反応をもたらすことは分かっているが、その結果、何か大きな損失がもたらされるとは思っていない。
ロシア及び日本の指導者のモスクワ及び東京訪問計画について言えば、それらに向けた準備は、日本側のイニシアチブにより、ゆっくりとしたものとなってしまった。少なくとも、事態がどう発展してゆくかは、計画されているロシア公人によるクリル訪問とは直接関係がない。それは、決定的なファクターにはならないだろう。
こうしたあらゆることにもかかわらず、両国の外務省間では協力が保たれている。政治的な対話は若干ゆっくりしたものとなったが、それでも発展しつつある。
我々と日本の同僚達は、ロ日関係に大きなポテンシャルがあるという点で一致している。その可能性はまだ完全には、開かれておらず、我々は、それに取り組んでいる。我々のリーダー達の間で達成された合意の数々は、今後も実をつけ続けるだろう。日本企業は、燃料エネルギー分野で積極的にロシア企業と協力を続けているし、ハイテク分野のプロジェクトもある。
投資環境改善や都市環境発展に向けた委員会も活動しているし、人道分野でのプログラムも動いている。
困難が生じても、我々は、ポジティヴな雰囲気を保ちつつ、日ロ関係が発展するよう努力するだろう。そうした雰囲気は、ロ日関係の更なる発展にとって、非常に必要だ。」