この名前の最も一般的なつづりの3タイプは、ムハンマド、モハメッド、ムハマッドだという。2014年、イングランドとウェールズでは、7240人の新生児にこのような名前がつけられた。
なお2013年まで一番人気だったオリバーという名前がつけられた新生児は6649人だった。イングランドとウェールズで3番目に人気のある男の子の名前はジャックで、5800人の赤ちゃんに命名された。
女の子の名前で人気があるのはオリビア、アイラ、エミリー。なお、大衆文化の影響で珍しい名前も増えている。特にテレビドラマシリーズ「ゲーム·オブ·スローンズ」の影響が顕著で、2014年には「ゲーム·オブ·スローンズ」に登場するテオンという名前が18件、ティリオンが14件17件、ブランが14件登録された。
なお女の子の親たちにとっては、王朝の争いを描いたサガがインスピレーションの源になっているようだ。カリシという名前は53人、ダイネリスという名前は9人、サナサという名前は6人につけられた。
ロシアの親たちも負けてはいない。自分の赤ちゃんにラススヴェート(夜明け)、ルナー(月)、オケアナ(海洋)、ロシア、クリィム(クリミア)という名前を付けた親たちもいた。
しかし問題が起こることもある。昨年10月、ペルミに住む悪魔崇拝者の親が自分の息子にルシファーという名前を付けた。これは赤ちゃんに好きな名前を付けることができる親の権利を悪用したとして、大きな論争を呼んだ。