共同通信が政府内の複数の情報筋からの話を引用して報じた。
メドヴェージェフ首相は22日、イトゥルップ島に到着。視察で首相は全ロシア青年教育フォーラム「イトゥルップ」に出席するほか、連邦目的別クリル諸島発展プログラム2015の枠内で建設されている数箇所の施設を見学する。
同日、これより前、日本外務省の林肇欧州局長はエヴゲーニー・アファナーシエフ駐日ロシア大使と電話会談を実施し、メドヴェージェフ首相のイトゥルップ島訪問について「日本国民の感情を傷つけるものであり、極めて遺憾」と語っていた。
これより前、ロシア外務省は日本政府のクリル諸島の(返還)要求は根拠に欠けるものであり、第2次世界大戦の結果を無視するものとする声明を表していた。
「南クリル諸島に対する根拠に欠ける要求を公言することで日本側はまたしても、万人に認められている第2次世界大戦の結果をあからさまに軽んじている。こうした行為は国際社会全体にとって重要な日である第2次世界大戦終戦70周年を目前に控え、ことさら遺憾である。」