米軍事専門家らの新たなデーターでは2013年12月から2015年6月までの期間、中国は1170ヘクタールを超える埋め立てを行った。これまでの評価ではこれはおよそ800ヘクタールとされていた。これで中国は南シナ海に合わせて7つの人工島を造ったことになる。しかもそのうちの1島には、艦載攻撃機の離着陸にも使用できる飛行機の滑走路まで作られている。
米国防総省の報告書には「インフラは全体から判断して、中国が南シナ海でより強力なパワープレゼンスを確立することを許すもの」と書かれている。
中国が南沙諸島(スプラトリー諸島)、また中国が排他的経済ゾーンとするパラセル群島、中沙群島で行う開拓作業は、近隣諸国および米国側からの抵抗を招いた。
6月、中国外務省は人工島建設作戦の終了を明らかにし、同時に新たな人工島埋め立て作業は続行されると強調している。