緊張緩和をめざす協議の第2ラウンドが既に丸一日続いており、双方が軍事力の誇示を行う中での新たな動きである。昨夜、北朝鮮は保有する潜水艦の大部分を進水させたと伝えられ、韓米はそれら潜水艦を発見できていない。
一方で、米国と韓国は朝鮮半島に米国の戦略爆撃機B52および日本から原子力潜水艦を配備することを討議している。
先週、北朝鮮は、南北軍事境界線沿いの非武装地帯で情宣を行う韓国の拡声器を破壊するとの警告を出した。韓国側は、韓国兵2人が非武装地帯で地雷被害にあったことへの謝罪がなされるまでは北朝鮮の要求をのまない、と通告した。ただ、地雷の一件への関与を北朝鮮は否定している。
朝鮮半島は20日、情勢が悪化した。この日韓国は、北朝鮮が韓国を砲撃した、と発表した。その1時間後、韓国側が、先に砲弾が発射されたと思しい方角に、 およそ30発の「対抗」射撃を行った。北朝鮮は「南は理由もなく撃ってきた」とこれを非難。南北が互いに互いの「挑発行為」を責め、復讐を宣言する事態と なった。