香港紙Oriental Dailyは土曜版は、「中国東部吉林省延吉市で撮影されたとされる中国軍の戦車と思しい車両の写真がSNSに出回っている」と報じた。同市は北朝鮮国境から30kmしか離れておれず、中朝間物流の結び目となっている。
戦車が動いているということは、中国が現在の南北朝鮮間の緊張を深刻に受け止めていることの表れである。
21日、中国外務省の華報道官は、「中国は朝鮮半島情勢を注視しており、最近の出来事を深く憂慮している」と述べた。
「中国は地域の平和と安定の維持を望んでおり、緊張を加速させるようないかなる行動も厳しく非難する。両当事者に抑制と落ち着きを保つよう呼びかける。対話によって緊密に連絡を取り合い、複雑な状況をしかるべく処理してほしい」と同報道官。
南北朝鮮はすでに丸一日、緊張緩和をめざす対話の第2ラウンドを行っており、その一方で、互いに軍事力の誇示を行っている。