もしこの予測が現実になった場合、それは人民元が2015年末までに現在の水準から8パーセント、2016年末までに20パーセント切り下げられるということだ。なお今回の予測は、中国が8月中旬に人民元のレートを3パーセント引き下げた後に出された。
中国人民銀行の易綱(イー・カン)副総裁は、8月13日のブリーフィングで、輸出を増加させるために金融レギュレーターが人民元の10パーセント切り下げを許すようなことはないと指摘し、そのような予測は「ナンセンスだ」と語った。
一方で中国人民銀行の元金融政策委員の余永定(ユ・ヨンディン)氏は、人民元が下落しないように支えようとすることであまりにも膨大な外貨準備金を投入することになる可能性があるとの見方を示している。余氏は、為替介入は最小限にし、市場に為替レートを決めさせるべきだとの考えを表している。