大阪大学の疇地 宏(あぜち ひろし)教授は、RTに対し、レーザーは人類にとって無限のエネルギー源への一歩となる可能性があると語った。
疇地教授によると、レーザーは「将来的にエネルギー源として利用される可能性がある核融合点火を得ること」を助けると指摘している。なお、レーザーに関する作業は現在も続けられている。
学者者たちの最終目標は、「ミニチュア太陽」のような環境に優しい装置をつくること。レーザー装置は、実験室で「無限のエネルギーを生み出すこと」を助け、「太陽あるいはあらゆる惑星のコアがどのように活動しているかの研究」も促進させるという。疇地教授は、一般的にこれは天文物理学と呼ばれており、大多数の天文物理学者は、空で起こっていることを観測しているだけだが、開発されたレーザーは太陽の中心を調整することができるため、宇宙で起こっていることを理解するための新たなアプローチを提供するだろう、と指摘した。
また教授は、レーザーは2時間に1回しか稼動できないため、現在レーザーを軍事目的で使用することはできないと語った。教授によると、レーザーは将来的に「医療目的や、社会インフラを害を与えずに検査するため」に使用することが可能となる。
世界最強のレーザーの誕生は、今年明らかになった。日本の学者たちが発表した情報によると、レーザー装置は、出力2ペタワットのレーザー光を出すことができるという。レーザー装置は「LFEX(エルフェックス)(Laser for Fast Ignition Experiment)」と名づけられた。