「私はプロパガンダの手足となって働くジャーナリストというものが嫌いだ。クリミアに関して、わがBBCがいかに情報を変造し、洗浄しているか、自分で気付いた。子供時代も大人になっても生涯敬意を払ってきたわがBBCに失望した。BBCを敬うよう生まれてすぐしつけられた。でももう、彼らが真実を提示しているという印象を失ってしまった」とフィリップス氏。クリミアのラジオ局「今日のロシア」で述べた。
彼はバイアスのかかった報道をする西側ジャーナリストと交友をもつ欲求を持っていないことを強調した。偏見をもって報道を行うジャーナリストは大勢を占めている。
「交友の欲求は無い。信用していないから。私は真実を伝えるために仕事を続けたい。真実、それはジャーナリストの最高のゴールだ」とフィリップスは述べている。
彼は3月の住民投票の際にクリミアにいて、個人的に事態の推移を見守った。
「私はクリミアにいて、投票前と投票中の模様を撮影した。私はこの歴史的瞬間を客観的に理解しなければならないと考えた。当時私は全てを理解していた。そして西側メディアが情報を捻じり上げる様を目撃した。そこで私は情報封鎖を個人的に突破することを望むようになった」とフィリップス氏。