容疑者は29日に逮捕。トルコの偽造パスポートを所持していた。警察は容疑者が爆破装置を現場まで調達する過程に関与した疑いを持っているが、実際に爆発物を仕掛けたのは別の人間だとの見方を示している。
地元マスコミの報道では、容疑者が逮捕された住居では6月にトルコからの外国人と見られるグループが5つのアパートを借りていた。タイのソミオト・プンマンムアン警察署長は、容疑者は外国人であるものの、国際テロ組織との関連はおそらくなく、友人ないしは家族が侮辱されたなど、個人的な理由から犯行にのぞんだものとの見方を示している。
30日、バンコクでは爆破物の入った金庫が見つかった。金庫があったのはタイ人女性の名で借り上げられているアパート内で、金庫には爆破装置の製造にかかせない物質が見つかっている。発見物は鑑定にまわされた。警察はテロ犯人と関わりがある疑いからこのアパートの借主のタイ人女性を捜索している。