研究を率いるマノリス・カリストラトス博士によれば、高血圧であっても昼寝を好む人は血管や心臓に負担があまりかからない。
病院が、高血圧に悩む平均年齢61歳の400人の男女を対象にした調査を行ったところ、短時間でも昼寝を行っている患者は休息後、およそ5%血圧が下がっていることがわかった。学者たちは短時間の午睡は心不全の発生回数を少なくするために十分だとの見方を示している。脈拍数も1時間の昼寝をする患者はしない患者に比べると良い数値が記録されている。
カリストラトス博士は昼寝を現代の生活様式に取り入れなければならない「過去の習慣」と語り、勤務スケジュールや忙しい日程から昼寝ができるのは限られた人になった現状を嘆いている。