ファンの間では昔から、フォーサイス氏はあまりにリアリスティックにスパイ小説を描いており、もしかしたら彼は自身英国の諜報機関に属していたのではないか、と疑われていた。
作家としてBBCニュースの取材に答えた中で、氏は、諜報機関との提携を始めたのはジャーナリストとしてナイジェリアの武力紛争を担当したときのことだ、と語った。 1967年から1970年、氏はビアフラの独立のための戦争を取材した。なお、この戦いは、ビアフラの敗北に終わった。
「外務省は子供たちが死んでいたことを否定し、熱心にラゴスの独裁を支持した。奇妙に思われるかもしれないが、MI6はそれとは別の観点を持っていた」と作家。
作家は戦争の終盤、報道用のルポルタージュや「新しい友人」へのレポートで真実を伝えようとしたが、結果は思わしくなかったという。
フォーサイス氏は1969年、ナイジェリア戦争を題材に、最初の本「ビアフラの歴史」を書いている。
フォーサイス氏は世界中で累計70000万部を売り上げており、いくつかの著作は映画にもなっている。