「現在、最重要な意味をもちつつあるのが教育科学分野の協力だ。これはアジア太平洋地域のすべての国の技術発展にとって非常に強い刺激となりうる。ロシアはここに専門的な基礎科学の基盤を有しており、この方向性で全面的な発案を推し進めて行く構えだ。
たとえば検討を提案したいのは、いわゆるメガサイエンス・プロジェクトといわれる巨大な研究プラットフォームや設備の共同創設だ。こうしたものをベースに正真正銘の科学的ブレイクスルーが可能になる。」
プーチン大統領は、主に欧州に集中した「欧州原子核研究機構」のような実験室を例に取り、「こうしたインフラ、学術教育コーポレーションセンター網をアジア太平洋地域にも作る時代が到来した。ロシアは関心を持つあらゆる方面、諸国を募集している」と語った。