先にロシアの「クルスク」中央科学研究所のレフ・クリャチコ所長は、そうした研究の実施に関し、明らかにしている。
米ニュースサイトによれば、国防総省は、このロシアが開発中の兵器について「キャニオン」というコード名をつけた。新しいプロジェクトは、現在続けられているロシアの戦略核戦力近代化の一部である、との事だ。
ニュースサイトの取材に応じた匿名の消息筋は「ロシアの無人潜水艦は、高速で、遠距離航行も可能になるだろうが、試験船が製造され、テスト航海が行われるまでには、まだ大分時間がかかる」とコメントした。
報道によれば「キャニオン」は、米国の潜水艦の重要基地を攻撃する能力を持つものになる。
軍事分析専門家のノーマン・ポルマー氏は「『キャニオン』は、以前自分が本に書いた、ソ連の核魚雷Т-15をもとにしているんではないか」と考えている。ポルマー氏は「ロシア艦隊とその前身であるソ連艦隊は、水中での武器や兵器の開発において常に革新者だった。この事は、世界の最先端を行く魚雷についても言える」と指摘した。