米国防総省:ロシアの無人潜水艦「キャニオン」開発に憂慮の念

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米国防総省は、ロシアが数十メガトンの威力を持つ弾頭を搭載可能な無人潜水艦を開発しているとの情報に、憂慮の念を表した。米ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」が伝えた。

先にロシアの「クルスク」中央科学研究所のレフ・クリャチコ所長は、そうした研究の実施に関し、明らかにしている。

米ニュースサイトによれば、国防総省は、このロシアが開発中の兵器について「キャニオン」というコード名をつけた。新しいプロジェクトは、現在続けられているロシアの戦略核戦力近代化の一部である、との事だ。

ニュースサイトの取材に応じた匿名の消息筋は「ロシアの無人潜水艦は、高速で、遠距離航行も可能になるだろうが、試験船が製造され、テスト航海が行われるまでには、まだ大分時間がかかる」とコメントした。

報道によれば「キャニオン」は、米国の潜水艦の重要基地を攻撃する能力を持つものになる。

軍事分析専門家のノーマン・ポルマー氏は「『キャニオン』は、以前自分が本に書いた、ソ連の核魚雷Т-15をもとにしているんではないか」と考えている。ポルマー氏は「ロシア艦隊とその前身であるソ連艦隊は、水中での武器や兵器の開発において常に革新者だった。この事は、世界の最先端を行く魚雷についても言える」と指摘した。

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