コルバ氏は、次のように指摘したー
「現時点で我々の手元には、家族からの行方不明者捜索願が約380件ある。しかし全体数は、もっとはるかに多いだろう。その数は数千人に達するのではないか。
国際赤十字は、すでに大分以前から、紛争中に行方が分からなくなった人達の捜索に取り組んできた。そうしたプログラムは、長年にわたり実現されている。
手がけているのは、大変長期に及ぶ作業のほんの始まりに過ぎない。問題は、ウクライナの特質にあるのではなく、そのテーマ、つまり行方不明者というテーマの特殊性にある。
これは、国際赤十字の活動にとって伝統的なものだ。我々は、どんなことが起きるか、どれだけ長くかかるのかを知っている。我々は、これまでも、もう20年も前に紛争が終わったバルカン半島で、同様の仕事をしている。」