大統領はまた「米国はイランに対し、過去に多くの過ちをした」と述べ「米国はそうした事への償いを必ずすべきだ」と主張した。
なおCBSの司会者の、「米国に死」と「イスラエルに死」というスローガンは何を意味するのか、それらは「国内向け」のものなのか、それとも文字通り理解すべきものなのか、との率直な質問に対し、ロウハニ大統領は、次のように答えたー
「イランは、米国民に敵対しているわけではない。イラン国民は、米国民を尊敬している。イラン国民は、いかなる国との戦争も欲していない。しかし一方で、米国当局の政策は、イラン国民に利益に反する方向に向けられていた。人々が、こうした問題に過度の反応を示すのも理解できる。」
さらにロウハニ大統領は、1978年イラン国民がパーレヴィ国王に反対して立ち上がった時、米国が執拗に、そしてつい最近まで、彼らを支持していた事、続く隣国イラクとの戦争ではフセイン大統領を支持しした事、に注意を促し「イラン国民は、これらの事を忘れてはいない。我々は、過去を忘れる事は出来ない。しかし同時に我々の目は、未来にも向けられなければならない」と強調した。