「今日、我々はシリア、イラク、リビアほか、血が流されている諸国に平和が訪れるよう祈ろう。」
「闘いは武器を手にしてではなく、預言者の言葉で呼びかけ、行うべきだと知るべきである。」
「我々の宗教は平和を呼びかけ、他の民族を敬うよう呼びかける世界宗教だ。我々の若者に同じ宗教を信じる者を殺し、都市や歴史的文化的史跡を破壊せよとけしかけるようなイデオロギー的路線をとることは決してない。」
プーチン大統領もロシアに暮らすイスラム教徒に向け、「クルバン・バイラム」のお祝いのメッセージを届けている。クレムリン広報部が明らかにした。
「この祝日は聖地巡礼の終わりを祝うものだ。イスラム教徒の聖地巡礼は人々の隔たりを埋め、何世紀にもわたって信じられてきた宗教、祖先から伝わる精神と歴史の伝統に親しむ機会を与えてきた。ロシアのイスラム教徒はこれからもあらゆる方面でこの国の生活に参加し、異なる民族、宗教間の対話、平和の強化、社会の同意拡大に貢献するものと信じている。」
「クルバン・バイラム」はチュルク語、アラブ語では「イド。アル・アドハ」で生贄の祝日を意味する。イスラム教最大の祝日でイスラム教の暦(陰暦)で12番目の月の10日目にあたり、この日から3日間祝われる。今年、2015年は9月24日が「クルバン・バイラム」に当たった。