ニコライ氏は、次のように述べた-
「現時点で我々は、米国防総省、米政府ならびにアフガニスタン政府、そしてNATOが、それぞれ調査を行っていることを知っている。しかし我々にとってこれらの調査は十分に独立したものではない」。
ニコライ氏はまた、クンドゥズの悲劇の実際の規模についても伝えた。
ニコライ氏は、死者の中には子供も含まれており、彼らは空爆で生きたまま焼かれたと語った。
3日未明、クンドゥズで「国境なき医師団」の病院が空爆された。病院の主要な建物に砲弾が命中し、火災が発生した。ニコライ氏は、次のように語った-
「建物が燃え、職員たちは屋外に逃げた。その後、私たちは悲しみと共に、10人の患者が死亡したことを確認した。そのうちの6人は、集中治療室におり、建物から逃げることが出来なかった。そのうちの数人は、自分のベッドの上で生きたまま焼かれた。そこには子供も含まれていた。また『国境なき医師団』の12人の職員も死亡した。合わせて22人が死亡、37人が負傷した」。
空爆は1時間以上にわたって続いた。ニコライ氏によると、「複数のアプローチがあり、複数の航空機が飛び、病院を攻撃した。集中治療室、救急課、理学療法課があり、大勢の職員がいた主要な建物が空爆された」と語った。
ニコライ氏は、病院に反政府武装勢力「タリバン」の戦闘員がいた可能性を断固として否定している。ニコライ氏は、「病院がタリバンの基地だったとする話は、完全なるたわごとだ。そこは中立的な病院で、塀で囲まれてガードされていた。内部には患者と職員しかいなかった」と語った。