米国 シリアに飛行禁止空域を設置したらロシアとの衝突が発生する恐れがあると危惧

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7日、米ホワイトハウスのアーネスト報道官は、ロシアとの直接対決の脅威の原因の一つは、米国が現時点では検討の対象として考慮していないシリアでの飛行禁止空域の設定だと発表した。

報道官は、次期米大統領選挙で民主党の有力候補とされるヒラリー・クリントン氏が最近、ロシアの参加なしにシリアに飛行禁止空域を設定してはならないと述べたことについて記者団からコメントを求められ、「このようなゾーンは、今我々の検討対象にはなっていない。これが検討の対象になる可能性があるのか否かについては、皆さんの裁量にお任せする」と語った。

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アーネスト報道官は、飛行禁止空域の設定を支持する人々に、「それをどこで行うのか?という根本的な質問に答える」よう呼びかけ、「トルコの我々のパートナーを含む複数の人々は、このような飛行禁止空域をトルコの国境に沿って、特にシリア北部、さらにシリア北東部に沿って設置するよう提案した。別の人々は、シリアのアサド大統領(の軍)と野党勢力が衝突を続けている西側にこのようなゾーンを設置することに賛成している」と述べた。

た報道官は、次のように語った‐

「あなた方がこれらのゾーンをどのような形で設置しようとしているのか?という質問に対する答えは、特に重要だ。なぜなら、もしダマスカスやイドリブの近くに飛行禁止空域を設置した場合、例えばこれは、ロシアとの直接対決をはらむ。もし現在ロシアの航空機が飛行しているところに飛行禁止空域を設置したならば、小規模な争いが生じる恐れがあるからだ」。

 

 

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