消息筋の情報によると、金与正氏は朝鮮労働党の宣伝扇動部副部長で、その他にも金正恩第1書記は、与正氏を自身の主要な政治顧問に任命した。
テレグラフは、与正氏が、第1書記の外見のコーディネートや警護を担当していたと指摘している。
金正恩第1書記の与正氏への不満は、一連の事件によって生まれた。金正恩氏が青年大会を訪れたとき、群衆が第1書記のもとに押し寄せ、警護員たちが正恩氏を取り囲んで守るという事態に陥ったほか、第1書記が集団農場を訪問した時にも、第1書記の訪問に合わせて訪れていた音楽家の1人が、舞い上がって正恩氏の顔にギターぶつけそうになるという事件があった。
与正氏は金正恩氏と同じくスイスに留学していた。テレグラフによると、与正氏は毎日、髪型を含め、正恩氏のコーディネートを担当しているという。