フォーブスは、ロシアの評判は数ヶ月前よりも著しく向上したと指摘し、投資家らに対してロシアとの取引について考えるよう提案している。
伝えられたところによると、リサーチ会社ブレトン・ウッズ・リサーチのウラジーミル・シニョレッリ氏は、ドイツとフランスは、ロシア・ウクライナ紛争が続いていることに疲れてしまい、ロシアはウクライナとは違ってミンスク合意を遵守していると考え、次第にロシア側に傾いているとの見方を表している。
シニョレッリ氏は、次のようにコメントしているー
「ドイツのメルケル首相は、クリミアがロシア領として残ることを認めた。ミンスク合意では、クリミアについて言及されていない。制裁解除がミンスク合意の遵守のみを求めているならば、制裁体制は2016年6月までに必ず解除されるだろう」。
制裁が解除された場合、ロシアは欧州との関係改善が可能となり、双方にとって有益なものとなるだろう。フォーブスは、経済が「悲惨な状態にある」ウクライナにとっても戦争の終結は重要だと強調している。