選挙の延期決定は、ミンスクでの3者によるコンタクトグループ会合で下されたものだった。当初ドネツク及びルガンスク両人民共和国での選挙は、10月18日と11月1日に予定されていたが、キエフ当局は、これを認めず、両人民共和国当局に対し、選挙の延期を求めていた。
なおドンバス(ウクライナ南部・東部)側は、選挙の延期と引き換えに、この地域に特別の地位を付与する事、そして戦闘行動に参加した義勇兵らの恩赦に関する法律を採択する事などを求めた。
こうしたドンバス側の要求は、2日パリで開かれた「ノルマンジー4者」会合参加者に支持され、確かなものとなった。