トルコの首都アンカラの鉄道駅付近で、土曜日、モスクワ時間で10時04分、労働組合や社会団体が主催する抗議集会が始まる直前、3秒ほどの間隔をおいて2件の爆発が起きた。なおこの集会は、国の南東部でトルコ人とクルド人の民族間紛争がエスカレートしていることを憂慮した人々が「戦争反対!平和と合意、労働と民主主義に賛成!」を合言葉に、暴力の停止を訴える平和的なものとなるはずだった。2人のテロリストは、陸橋の下に設けられた金属探知機のゲートをくぐる前に、多くのの集会参加者が陸橋に近寄ってきた瞬間を見計らって、自爆した。
ダウトオール首相は、今回のテロ事件の背後には「IS(イスラム国)」そして、クルド労働者党、さらには二つの左派過激派グループ、革命人民解放戦線及びマルクス・レーニン主義共産党がいる可能性があるとの見方を示している。
© AFP 2023 / Dokuz 8アンカラでの爆弾テロ事件の犠牲者95人に トルコ史上最悪の惨事
アンカラでの爆弾テロ事件の犠牲者95人に トルコ史上最悪の惨事
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