13日マレー機墜落事故に関する総括報告公表、しかし疑問は残るだろう

© AFP 2023 / Odd Andersen13日マレー機墜落事故に関する総括報告公表、しかし疑問は残るだろう
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「ウクライナでのマレー機墜落事故の調査に関する報告書の公表延期は予定されておらず、13日に発表される。」オランダ安全保障会議(Dutch Safety Board).のスポークスマンが、ラジオ・スプートニク記者に伝えた。

オランダ安全保障会議スポークスマンは、報告書公表が延期される可能性があるとの情報について答え「マレーシア航空機MH17便に関する報告は、2015年10月13日火曜日、公表されるだろう」と明言した。

先月9月、オランダは、事故に関する中間報告を公表し、その中でマレーシア航空機MH17便が「多数の高エネルギー体が外部から及ぼした影響による構造的損傷」のため空中で破壊されたことを確認したが、このエネルギー体とは一体何かについては、特定しなかった。

マレーシア航空MH17 - Sputnik 日本
ウクライナ東部でのマレー機墜落事件調査 来年2月に最終段階へ
ロシア側は、調査の進め方について、何度も不満を表し、調査が十分な透明性を持って行われていないと、オランダ側を非難した。マレーシアの新聞「The New Straits Times」の報道では、ロシア航空局のオレグ・ストルチェヴォイ副局長は、国際民間航空機関「ICAO」に書簡を送り「ロシアが渡した情報が、調査の段階で全く考慮されていない」と抗議している。

新聞「The New Straits Times」は次のように報じたー

「ストルチェヴォイ局長の書簡の中では、最初に機体の損傷を調べ、その後に最終的な論理的結論を出す代わりに、オランダ安全保障会議は、当初から、証明すべき目的をすでに決めていた。それは、マレー機は、地対空ミサイル『ブーク』により撃墜されたものだという説だ。おまけに、その発射地点は、事故後すぐに示されていた。ロシア側の要求が考慮されたのかどうか、今のところ不明だ。」

アムステルダムからクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空機ボーイング777MH17便は、昨年7月17日、ウクライナ東部のドネツク州で墜落した。乗っていた乗客・乗員298名全員が死亡した。キエフ当局は、同機を撃墜したのは義勇兵らであるとして非難したが、義勇兵側は、旅客機が飛行する高度まで届くような兵器を自分達は所有していないと反論した。

 

 

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