役人らによれば、攻撃は近いうちにも開始される。この攻撃はハマ県の武装戦闘員殲滅を狙った西方作戦の一部となるもの。
ロシアは9月30日、シリアのアサド大統領の要請によってシリア領内の「イスラム国(IS)」陣営に対するピンポイント攻撃を開始した。この間にロシア航空宇宙軍は450回を超える攻撃を行い、300人近くの武装戦闘員を殲滅。テロリスト養成キャンプ、司令部、武器弾薬庫などの関連施設を破壊している。そのほか、カスピ小艦隊から26基の巡航ミサイルを発射し、ISの関連施設に見事に命中している。
ロシア空軍参謀本部の調べでは、ISの戦闘員らは手ごたえのある損害を受け、作戦を変更し、居住区に潜伏しつつ、武力を分散している。シリア軍と衝突する戦線では、ISは武器、軍事機器の大半を失ったため、ISの戦闘に加わっていた者らからは軍事行為ゾーンを外れる構えが表わされている。