記者会見で、ロシア連邦航空局のオレグ・ストルチェヴォイ副局長は「客観的データを一貫性を持って分析する代わりに、委員会は、あらかじめ選んだ説を証明する理由付けに取り組んだような印象を受ける」と述べ、次のように強調した―
「報告書で提起された結論は、根本的に正しくなく、ロシアは、そうしたものには断固同意できない。
オランダの調査では、攻撃エレメントの存在、つまり13日にオランダの調査官らが述べた、9М38あるいは9М38М1ミサイルの弾頭である«БЧ 9Н314М»に特徴的な、いわゆるI字型ビームの存在が証明できなかった。
マレーシア航空機が『ブーク』型のミサイルによって撃墜されたとの結論はすべて、『ブークМ1』ミサイルにとってのみ特長的なビームの一部を根拠に下されたものだ。しかしオランダ側から、必要な方向での調査の進展を保障する、そうしたエレメントが示されなかった。ミサイルが、スネージノエから発射されたというデータは、ウクライナ当局と事故調査委員会の代表者との作業のように思われる。
ロシア側には『ブーク』タイプのミサイルが、マレー機に向け発射されたことを確認する明白な事実はない。
ウクライナ当局が、自国の領空を閉鎖しなかったことが、この事故の第一の基本的な原因であった。」