ケンブリッジで聖書の古い草稿が見つかる

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米国人研究者ジェフリー・アラン・ミラー氏が、ケンブリッジ大学(英)古文書保管所で1604-1608年のものと思われる「ジェームズ王欽定訳」の草稿を発見した。ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

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ニューヨーク・タイムズ紙によると、今回発見されたものは、最も有名な聖書の英語翻訳である「ジェームズ王欽定訳」の最初の草稿で、10人以上の翻訳者による手書きの下書きだという。研究者たちは、この草稿が翻訳プロセスを解明する助けになることに期待している。

「ジェームズ王欽定訳」は、1611年に発行された。王によって承認されたこの英語訳聖書の作業には、ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジの6つの翻訳者グループがたずさわった。

ジェフリー・アラン・ミラー氏は、翻訳者たちの作業を研究していた時、古文書保管所で、羊皮紙に包まれた70ページのノートを発見した。このノートには、判読しにくい筆跡でびっしりと書き込まれていたという。 「ジェームズ王欽定訳」は、シェイクスピアの最初の作品集と並んで、英語の書籍の中でも非常に重要なものの一つ。「ジェームズ王欽定訳」のお陰で、今も使用されている多くの言葉の表現が生まれた。

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