「ペギータ」は、移民法の強化とキリスト教文化の保護を訴えている。ドイツでは多くの住民が、政府は前例のない外国人の流入に対応できないと考えている。複数の世論調査によると、ドイツのメルケル首相の支持率は低下している。また移民に反対する抗議集会の数も増えている。さらに欧州全土で、移民の受け入れ施設が放火される事件が相次いでおり、ドイツ法相は、反イスラム運動が、放火、また難民の支援活動を行っているボランティアへの襲撃事件の責任を取るべきだと発表した。なお「ペギーダ」のリーダーたちは、暴力への関与を否定している。
セケイラ氏によると、「ペギーダ」の支持者の側から集会を取材していた時に、何者かが警察に様々な物を投げているのを目撃したという。セケイラ氏は、「彼らは、私が撮影していた時に後ろから攻撃した。彼らはカメラを奪おうとし、その後、私を殴り始めた。私は起こっていることを撮影しながら、警察が到着するまで自分を守ろうとした」と語った。
「私が『ペギーダ』側から取材してた時に、フードをかぶってマスクをした1人の男が背後から私を襲いました。カメラを奪い取り、私を地面にねじ伏せました。彼が私を殴っているのを見た他の人たちも男に加わりました。私はカメラを取り返そうとしましたが、返してくれませんでした。私はまたねじ伏せられ、殴られました。6人から7人いたと思います。このようなことが起こったのは初めてです。私たちは以前にも『ペギーダ』の集会を報道したことがありましたが、その時は全てが穏やかでした。しかし今回はとても恐ろしかったです。
警察はたくさんいました。問題は、私はナチ支持者たちの側から撮影しており、警察は彼らの権利を尊重しているため、群衆の奥深くまでは行かなかったということです。通常は全て順調に行きますが、時折、ナチ支持者たちは撮影されるのを嫌がることがあります。普通はマスコミから注目されるのが好きなのですが。彼らは私を背後から不意に攻撃しました」。