IS戦闘員ら、ロシアの空爆から身を守るためコンドーム風船を空に放つ(ビデオ)

© REUTERS / Stringer過激派組織「イスラム国」
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「イスラム国(IS)」戦闘員らの新たな戦法を紹介する動画がネットに出回っている。戦闘員らはコンドームを膨らませ、爆発物をくくりつけて、シリアのアルビル市上空に大量に打ち上げている。これでロシア空軍の攻撃から身を守る積もりらしい。ザ・デイリー・スターが伝えた。

コンドーム風船は数百mの高度に達し、ロシアの爆撃機の作戦遂行を妨害する可能性があるという。動画はこれまで発表されてきたISのプロパガンダ映像と同一のスタイルで作成されている。アラビア語による歌唱もついている。

各国メディアはISの新戦法に多大な関心を払っているが、ロシア特殊部隊に近い専門家のコメントとしてNEWSru.comが伝えたところでは、コンドーム爆弾は取るに足らないものだ。

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コンドーム風船に、接触に感応して炸裂するタイプの爆弾をくくりつけたなら、戦闘機との直接接触が必要になるわけだが、そのためにはIS側が事前に、ロシアの戦闘機がいつ、どこに出現するか関知していなければならない。加えて、作戦を困難にするのに足りるだけの、多数のコンドームが必要になる。また、コンドーム爆弾があまりに軽すぎると、戦闘機の飛行による風圧で蹴散らされてしまう。

NEWSru.comの取材したその専門家によれば、ロシア軍の作戦遂行が困難になるとすれば、それは大方、葡萄の房のようにひしめきあう空飛ぶコンドームの群れにパイロットが笑いをこらえられなくなることによってであろう。

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