菅官房長官は、東京での定期ブリーフィングで「日米間では緊密な情報交換を行っている」と伝えた一方で「「米国の作戦の一つ一つにコメントは控えたい」と述べた。
先に報じられたように、米海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」は、南シナ海でのパトロール活動に入り、スプラトリー諸島のスビ島及びミスチフ島沖を航行した。
これに対し、駐米中国大使館は、米政府に「挑発的な言葉や行動を自制するよう」求めた。大使館が発表した文書の中では「米国は、地域の平和と安定維持において責任を持って行動すべきだ」と述べられている。
米国は以前から、中国による人口島建設や、主権を12カイリゾーンにまで拡大しようとの中国の試みに反対してきた。また日本も、中国のそうした行動に対し再三、憂慮の念を表している。