ランメルト議長は、ドイツの通信社フンケ・メディエングルッペに対し、「私は、ドイツ議会が、EUと米国間のTTIPを批准する可能性を排除する。なぜならドイツ議会は同協定の履行をコントロールしたり、同協定に何らかの手段で影響を与えることはできないからだ」と語った。
ランメルト議長はドイツのガブリエル経済相と同じく、「米国大使館が提供する情報は非常につまらないため、政府も議会も今のところ協議するものが何もない」と考えている。
ドイツ市民も全体としてTTIPに反対しており、ドイツの大都市では、TTIPに反対する数千人規模の大規模なデモが定期的に開かれている。
TTIPは、加盟国間の貿易の統一基準と自由貿易地域の確立を目的としている。TTIP域内の人口は8億人以上。