「ロシア側は当初から、制裁に未来はなく、制裁は対象国のみならず発動した側の国、その企業、大口納税者にもダメージを与える、と述べてきた。制裁は、世界経済の視点から非論理的であり、不自然であり、何より無意味である」と報道官。
ロシアと欧米の関係はウクライナ問題で一挙に冷え込んだ。2014年7月末、EUと米国はロシアの一連の経済部門を対象に制裁を発動した。対してロシアは同年8月、制裁発動国からの食料品の輸入を制限する措置に踏み切った。2015年6月末には欧米側の制裁継続の決定を受け、ロシアも食料品禁輸措置を来年8月5日まで延長することを決定した。