新聞記事によれば「ISのラッカ支配により、現地では多くのレイプ事件が起こり、未成年の少女に対する強制的な結婚も増えたほか、医師が迫害を受け、医療関係者が不足している。そのため、ラッカに住む女性の健康状態に悪影響を与えている。」
伝えられると事では、ISの戦闘員らは、特に婦人科医を脅しているため、多くの医師達はラッカを去ってしまった。
人権活動家のアブ・ムハムマド氏は「多くの医師、とりわけ婦人科医は、すでに逃げ出してしまった、なぜなら医療行為ができなくなったばかりか、殺害するとの脅迫にさらされているからだ」と証言している。
新聞「インディペンデント」のデータによれば、現在ラッカでは男性医師が治療に当たる婦人科病院はすべて閉鎖されつつある。
今年すでに、ISがコントロール下においている地域に居住するリビア人の医師達は、地元の女性の間で、妊娠中絶や流産、性病感染の件数が急激に増加したと報告していた。医師らの話では、これは、若い女性が戦闘員らとの性的関係を強制的に求められることと関係している、との事だ。
ISにおける女性の役割に関するマニフェストによれば「女性にとって、9歳での結婚も全く合法」である。
同時に女性には、新しい戦士を生むことが求められ、イラクやシリアでは女性のための専門的なカウンセリングの需要が高まっている。
先に伝えられたところでは、IS戦闘員らは、拘束した女性捕虜の取り扱いに関する手引き書を発表した。その中では、女性達を奴隷として使役することが奨励されている。